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『AFTERMATH (EXPANDED MONO EDITION) 』 - atsu-y
2023/01/15 (Sun) 06:26:15
『AFTERMATH (EXPANDED MONO EDITION) 』 no label (1CD)
SB recordings
1. Mother's Little Helper / 2. Stupid Girl / 3. Lady Jane / 4. Under My Thumb / 5. Doncha Bother Me / 6. Goin' Home / 7. Flight 505 / 8. High And Dry / 9. Out Of Time / 10. It's Not Easy / 11. I Am Waiting / 12. Take It Or Leave It / 13. Think / 14. What To Do
Bonus:
15. 19th Nervous Breakdown / 16. Sad Day / 17. Ride On, Baby / 18. Sittin' On A Fence / 19. Paint It, Black / 20. Long Long While / 21. Out Of Time (USA Version)
先日リリースされた『IN STEREO 1964-1966』にてその見事な音を聴かせてくれたProf Stonedが2020年にネットに公開した音源。
こちらは『AFTERMATH』のモノラル+αという作り。
『AFTERMATH』はストーンズの4枚目のアルバムにして初めて全曲がジャガー・リチャードによるオリジナル曲で占められた重要な作品。
そしてリリース当時からステレオ盤とモノラル盤が存在していましたが、CDではしばらくステレオでしか聴けませんでした。
でもステレオはリアルステレオとはいえドラムが左から鳴るとかバランスは悪く、1曲目の"Mother's Little Helper"にしてもセンターのヴォーカルと右で鳴るシタール以外はすべて左で団子でしかも一歩も二歩も下がって鳴ってるといった残念な点が。
その点モノラルはバランスも抜群によく塊で鳴ってくれたものです。
とはいえオリジナルのUK Deccaモノラル盤にも欠点があり、マトリクスによってというか個体差というか、盤によって音質がかなり異なり、ペラペラの音で鳴る盤も多かったのも事実。
そんな不満を解消すべくオフィシャルから待望のモノラル盤がCDでリリースされたのは2016年のこと。
The Rolling Stones in Mono、いわゆるMono Boxによってそれがようやく実現したわけです。
その後2022年には日本ではそのMono Box音源が単体リリースもされました。
ところがそのMono Box、どうも低音の押しが強かったり、高音部にサーっというヒスを感じたりと、少しやりすぎに思うところも。
とはいえまぁ仕方ないんだろうと思っていましたが、Prof Stonedが仕上げたこちらを聴くとこちらの素晴らしいMonoサウンドに驚きました。
音へのあくなき探求を続けるProf Stonedが選んだこの音源のマスターは、意外にも1966年にリリースされたオリジナルのUK Decca盤ではなく、1972年に再発されたスペイン盤。
彼曰くこのスペイン盤はスーパークリーンなマスターテープのノンEQコピーから作られたであろうとのことですが、この素晴らしいサウンドには驚きです。
オフィシャルのモノラルCDほど低音の押し出しが強くなく、スーパークリアにして素晴らしいバランス。
オリジナルのUK Deccaモノラルの外れ盤など話にもならない素晴らしい音で、まさにこれこれという音。
こんなことを書くのもなんですが、オフィシャルCDを軽くしのぐ素晴らしさです。
さらに言えばネットにはハイレゾで公開されているのでそちらはさらに素晴らしいということも付け加えておきます。
そしてこの『AFTERMATH』期に制作された、UK盤のアルバムにはシングルは入れないというお約束のためにアルバムには収録されなかったシングルや、他のアーティストに提供された曲のストーンズ版を『FLOWERS』から追加収録。
それらボーナスはデジタル音源が元になっていますが、"19th Nervous Breakdown"のイントロのみアナログの『HOT ROCKS』から差し替えられています。
改めてSingle Collectionの"19th Nervous Breakdown"を聴きなおすとなるほど確かにイントロにノイズが。
こうしたところからもProf Stonedの音への強いこだわりが伺えます。
ということでProf Stonedによる本音源のマスターは以下のとおり。
- Aftermath (LP, Album, Mono, RE) Decca LK 4786 Spain 1972 (EX) > Tr. 1-14
- Singles Collection (FLAC, Comp, 24bit/88.2kHz) ABKCO 2005 > Tr. 15-16, 19-20
- The Rolling Stones In Mono (FLAC, Comp, Mono, 24bit/192kHz) ABKCO 2016 > Tr. 17-18, 21
- Hot Rocks 1964-1971 (2xLP, Comp, Mispress, Shelley) London Records 2PS 606/7 US 1971 > Tr. 15 (guitar intro only)
しかし『AFTERMATH』本編やその"19th Nervous Breakdown"のイントロにしてもアナログ落としとは思えない素晴らしい音。
この人がフィラスぺとかNASTYとか作ったらきっともの凄いものが仕上がるんだろうと思ったり(爆)
そんなわけで『AFTERMATH』UK盤と関連曲を素晴らしいモノラルで堪能できる、Prof Stonedの見事な作品でした。
Re: 『AFTERMATH (EXPANDED MONO EDITION) 』 - atsu-y
2023/01/23 (Mon) 18:46:09
お!ピケハチさんも!
お楽しみください〜!