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『ENMORE THEATRE 2003』 - atsu-y

2023/03/26 (Sun) 10:33:13

『ENMORE THEATRE 2003』 no label (2CD)
aud.recordings@Enmore Theatre, Sydney, Australia. Feb.18, 2003

●Disc 1
1. Intro / 2. Midnight Rambler / 3. Tumbling Dice / 4. Live With Me / 5. Dead Flowers / 6. No Expectations / 7. Neighbours / 8. I Can't Turn You Loose / 9. Everybody Needs Somebody To Love / 10. That's How Strong My Love Is / 11. Going To A Go Go / 12. Band Introductions / 13. Slipping Away / 14. Happy

●Disc 2
1. Start Me Up / 2. Rock Me Baby (With Angus & Malcolm Young From AC/DC) / 3. Honky Tonk Women / 4. It's Only Rock'N Roll / 5. Brown Sugar / 6. Satisfaction
+ Bonus Tracks
7. Sydney TV Ch 9 Nightline Enmore Theatre Review Audio / 8. Rock Me Baby (Soundboard Recording)

2002年から2003年にかけて行われたLICKS TOUR。
2002年から始まった北米LEGは2003年2/8のMGMで終了し、2/18からはオーストラリアを皮切りに日本を含む極東ツアーを開始します。
その一発目がキャパ2,200人のこのエンモア・シアター。

そのエンモア・シアターは"Midnight Rambler"から始まるというすさまじいシアターギグ。
ミックのインフルエンザ明けという状況がそうさせたのか、"Midnight Rambler"で始まったライブはその後も一度もなく、さらにセットリストにはレア曲も満載でド定番の"JJF"を演奏しなかったという、まさに伝説のライヴとなったのです。

そんなエンモア・シアターですが、当時から素晴らしい隠密録音が出回っており、VGPからは『LICKS DOWNUNDER』(VGP-342)、EXILEからは『UPSIDE DOWNUNDER』(EXM-001 AB)がリリースされました。
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/2003au/licksdownunder.jpg
http://wwr6.ucom.ne.jp/atsu-y/2003au/enmore-EXILE.jpg

その音源の大元は"Waz From Oz"による隠密録音でしたが、今回20周年を記念してそのDATマスターがネットに公開されました。
するとVGP盤やEXILE盤のようなメリハリがきいた音とは異なり、マスターはこんなにウォーミーでナチュラルな音だったんだと驚かされることに。
その音をもれなくパッケージングしたのが今作。

その今回公開された音源のインフォに詳しく書かれていましたが、Waz From Ozはシアターギグというセキュリティーが厳重な状況を考慮して、いつものショットガンマイクではなくプラグインマイクによって録音することに。
そして彼はR列のチケットを確保していましたが、A列からP列までのフロアは座席が取り払われており、フロア中盤からスロープが立ち上がる理想的なポジションから録音できたことが明かされています。
そうした偶然も重なって、この伝説のステージを素晴らしいナチュラルな音で録音してくれたわけですが、Waz From Ozには感謝感謝です。

ただしこの音源、ショップインフォを読むまで気づきもしませんでしたが、mjk5510によってリマスタリングされる際に、少し手が加えられています。
歓声が演奏にかぶるのをよしとしなかったmjk5510、"Tumbling Dice"が始まる前に"I love you, Mick!...I love Keith!”と叫ぶ男性がいますが、イントロにかぶるその最後の"Keith"と叫ぶ声が消されています。
さらになんと"Live With Me"では演奏が始まって15秒あたりで飛び交う奇声に対して、mjk5510はリフをコピペして葬り去っているとインフォに。
そのインフォに驚きましたが、聴いてみるとまぁ不自然さはなかったのでいいですけど、そこはそのままでいいのに。

というわけで、既発盤からして"EX-"なサウンドでしたが、そのマスターのナチュラルな”EX-”サウンドを楽しむことができるのが今作。
オープニング以外にも、"No Expectations" "Neighbours" "I Can't Turn You Loose" "Everybody Needs Somebody To Love" "That's How Strong My Love Is" "Going To A Go Go"とレア曲が続く流れは感激。
ただし、ここエンモアではマリアンヌ・フェイスフルとの共演という噂もあったそうで、現に会場には彼女の姿も見られたそうですが、それは見送られています。
しかし病み上がりのミックをカバーすべく、キースも熱演を披露。
そして"Rock Me Baby"ではAC/DCのアンガスとマルコムが登場しますが、その映像は当時オフィシャルサイトに公開されました。
その映像ファイルは今からすると貧弱な映像ファイルでしたが、わたし今でも大切に保存しています(笑)
今作には公開された音源のとおり、TVレポートとそのオフィシャル・サイト映像からの"Rock Me Baby"も収録されています。
その"Rock Me Baby"はLICKSツアーのSB音源を集めた『DIRTY LICKS』(VGP-347)や『ULTRA RARE LIPS VOL.1』(CC 687)にも収録されていましたね。
ちなみに公開されたファイルではマルコムのスペルが違っていたりしましたが、今作ではしっかり修正されているところはさすが。

というわけで既発でも十分堪能できた素晴らしい伝説のステージでしたが、今回マスターによってよりナチュラルなサウンドで楽しむことができる作品でした。

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